対偶 関連問題
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条件A,条件Bがあって、命題P:に対して、命題Q: を、命題Pの対偶と言う。
,は、それぞれ、条件A,Bの否定を意味する。
ある学校のあるクラスで生徒にアンケートをとってみたところ次のことがわかりました。アンチ巨人の人はひどい話だと怒るかも知れませんが、あるクラスでの話です。
スポーツの中で野球を一番好きだと答えた生徒が全員、巨人ファンだったのです。
ですが、巨人ファンであっても、サッカーの方が好き、アメフットの方が好き、などという生徒もいました。このとき(“→”は、”ならば”と読んでください)、
命題※:野球愛好家である→巨人ファンである
が成立します。ですが、
命題:巨人ファンである→野球愛好家である
は成立しません。
ついでに言っておくと、命題※の「野球愛好家である」という条件を「巨人ファンである」ための十分条件と言います。「野球愛好家である」ことが「巨人ファンである」ことの十分に厳しい条件だと思ってください。
これに対して、「巨人ファンである」という条件を「野球愛好家である」ことの必要条件と言います。「巨人ファンである」ことが「野球ファンである」ことの必要最低限の条件だと思ってください。
話を元に戻して、このクラスでは、
命題:巨人ファンではない→野球愛好家ではない
が成立します。
この、「巨人ファンではない→野球愛好家ではない」という命題を、「野球愛好家である→巨人ファンである」という命題の、「対偶」と言います。対偶は元の命題の言い換えに過ぎません。
証明問題によっては、問題文に書いてある通りに証明するよりも、対偶を考えた方が証明しやすい場合があります。
例.命題「整数nの2乗が偶数なら、整数nは偶数」の証明
「整数nは偶数」の否定は「整数nは奇数」、「整数nの2乗が偶数」の否定は「整数nの2乗は奇数」なので、「整数nの2乗が偶数なら、整数nは偶数」の対偶は、「整数nが奇数であれば、整数nの2乗は奇数」です。対偶を証明すると、
整数nが奇数であれば、mを整数としてとおくことができます。このとき、は奇数です。(証明終) これで、元の命題も証明されたことになります。
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