京都大学数学過去問集

[1] αβγを満たすものとする。このとき、の最大値を求めよ。('99後期[2])


[2] amは自然数でaは定数とする。xy平面上の点を頂点とし、原点と点を通る放物線を考える。この放物線とx軸で囲まれる領域の面積を,この領域の内部および境界線上にある格子点の数をとする。このとき極限値を求めよ。ただし、xy平面上の格子点とはその点のx座標とy座標がともに整数となる点のことである。('98前期[4])


[3] n3以上の整数とする。円周上のn等分点のある点を出発点とし、n等分点を一定の方向に次のように進む。
各点でコインを投げ、表が出れば次の点に進み、裏が出れば次の点を跳び越しその次の点に進む。
(1) 最初に1周まわったとき、出発点を跳び越す確率を求めよ。
(2) k2以上の整数とする。周目までは出発点を跳び越し、k周目に初めて出発点を踏む確率をとする。を求めよ。('96前期[6])


[4] abをみたす自然数とし、pdは素数でとする。このとき、であるならば、dで割った余りが1であることを示せ。('95年前期[2])


[5] abcは実数でとする。
とおく。をみたすすべてのxに対してが成り立つとき、をみたすすべてのxに対してが成り立つことを示せ。('95年後期[3])


[6] n0または正の整数とする。
によって定める。3で割った余りをとし、
とおく。
(1) ,・・・・・・,を求めよ。
(2) であることを示せ。
(3) が成り立つことを示せ。('94前期[2])


[7] 4面体の4つの頂点をABCDとする。stを満たす実数とし、
線分ABsに内分する点をE
線分
ACtに内分する点をF
線分
ADtに内分する点をG
とおく。3EFGを通る平面が、3BCDを通る円と共有点を持つためにstの満たすべき条件を求め、点の範囲を平面上に図示せよ。('94年前期[3])


[8] aは正の定数とする。不等式
がすべての正の数xに対して成り立つという。このとき、aはどのようなものか。('93後期[4])


[9] θ の範囲の角とする。
(1) を満たすθ を求めよ。
(2) mn0以上の整数とする。θ についての方程式
が解をもつときのと、そのときの解θ を求めよ。('92年前期[2])


[10] 実数ab ()に対し、次の不等式が成り立つことを示せ。
   

('91前期[4])


[11] 関数 ()は次の条件@,Aを満たしている。
@ は微分可能で連続、かつ
A
正の定数aがあって、
(1) Aの等式の両辺をxについて微分して得られる(yの満たす)関係式を書け。また、の値を求めよ。
(2) 正の定数bcがあって次の不等式()()を満たしていることを示せ。
()  ()
(3) を求めよ。また、の最小値を求めよ。('91前期[6])


[12] 四面体OABCにおいて、はたがいに直交している。となる点Gを通りに直交する平面による四面体OPABCの切り口は、どのような図形か。のそれぞれの長さabcの関係により区分して述べよ。
また、のとき、その切り口の面積を求めよ。
('89年前期[4])


[13] 高さ10mの円錐形の内部をもつタンクがあり、円錐の底面が下側にあって水平であるように置かれている。タンク内の水位(水の深さ)y m ()のときにはl /分の速度で注水することにする。タンクが空のときに注水を始めて、9時間後に水位が2mになった。タンクに水が一杯になるのは、あと何時間後か。('89年前期[6])


[14] A,BC3人がいて、それぞれ、赤札と白札を1枚ずつ持っている。この状態から出発して、次のような札の移動を何回か行う。
各回の移動では、
ABに、BCに、CAに、持っている2枚の札のうち1枚を無作為に選んで、同時に渡す。
(1) 何回かの移動の後、起こりうる札の状態を全部書き上げ、それらに,・・・ というように記号をつけよ。ただし、最初の状態にはをつけよ。
(2) 上で得た各状態から1回の移動でになる確率をそれぞれ求めよ。
(3) 最初の状態からn回移動したとき、の状態にかえっている確率を求めよ。('87[6])


[15] 同一平面上に2つの三角形△ABC,△があり、それぞれの外接円の半径はともに1であるとする。この2つの外接円の中心を結ぶ線分の中点をM,線分の中点をそれぞれPQRとする。
(1) となることを示せ。
(2) もし△PQRが鋭角三角形でその外接円の半径が1となるならば、点Mはこの外接円の中心と一致することを示せ。さらに、このとき△ABC,△,△PQRはすべて合同となることを示せ。('86[4])


[16] bcは実数とし、2解をαβ とする。
(1) とすれば、いかなる複素数γに対してもとなる実数tuが存在することを示せ。
(2) とおくとき、次の条件()を満たす点全体の集合を決定し、図示せよ。
() tuがともに実数なら、
('85[3])


[17] 定数c ()に対して、等式がすべてのxについて成り立つとき、関数は周期関数であるといい、またこの等式を満たすような正の数cのうちの最小値をの周期という。
次の関数は周期関数であるか否かを、理由をつけて答えよ。また、周期関数である場合には、その周期を求めよ。

(1)
(2)
(3)
('84[2])



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