反発係数の式 関連問題
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2物体が一直線上を速度
，
で運動してきて衝突し、速度が
，
になったとする。2物体間の反発係数をeとすると、
反発係数は、
の範囲の値をとり、とくに、
のとき完全弾性衝突(あるいは単に「弾性衝突」)と言い、
のとき完全非弾性衝突と言う。
解説 反発係数の式の分子(衝突後)・分母(衝突前)は相対速度です。反発係数の式は、衝突により相対速度が「マイナス反発係数」倍されることを表しています。
反発係数の式において、
，
，
，
は速さでなく速度であることに注意してください。正方向と逆向きに動くものは負になります。問題文で「速さ」
，
などとなっていて、互いに逆向きに動くような場合、上記公式の
は
というように符号を指定する必要があるので注意してください。「速さ」なのか「速度」なのか、問題文をしっかり読んでください。
2次元的に2物体が衝突する場合、衝突面に垂直な方向の速度成分に対して、反発係数の式を立てます。問題文に特段の指定(スリップするようなことを考える問題がある)がない限り、衝突面に沿う方向の速度成分は変化しないと考えます。
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