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最終更新日：2025年1月1日
1．if文
if文は、条件分岐に使います。基本形は、以下のような形をしています。
if (条件式) {
処理1
}
条件式が真であれば処理1を実行します。条件式が偽である場合には、ifブロックの次に進みます。以下のように、条件式の真偽で処理を分けることもできます。
if (条件式) {
処理1
}
else {
処理2
}
条件式が真であれば処理1を実行し、偽であれば処理2を実行します。以下のようにして、複数の処理を切り分けることもできます。
if (条件式1) {
処理1
}
else if (条件式2) {
処理2
}
else {
処理3
}
条件式1が真であれば処理1を実行し、条件式1が偽であって条件式2が真の場合処理2を実行し、条件式1も偽、条件式2も偽の場合には処理3を実行します。
なお、処理1が1行以内で書かれている場合、ブロックを示す'{'，'}'を省略できます。以下のようにすると、
x1 = 2;
if (x1 > 1) x1 +=1; x1 += 2; x1 += 3;
printf("x1:%d\n", x1);
画面に、x1:8と表示されます。
2．while文
while文は、繰り返し処理に使います。基本形は、以下のような形をしています。
while(条件式) {
処理1
}
条件式が真である限り処理1を繰り返し、条件式が偽になるとwhileブロックの次に進みます。繰り返し処理の途中で打ち切りたい場合には、以下のようにbreak文を使います。
while(条件式1) {
処理1
if (条件式2) break;
処理2
}
条件式1が真で、条件式2が偽である限り処理1と処理2を繰り返しますが、条件式2が真になった時点で打ち切って、whileブロックの次に進みます。繰り返し処理を継続するが、一部を省略したい場合には、以下のようにcontinue文を使います。
while(条件式1) {
処理1
if (条件式2) continue;
処理2
}
条件式1が真で、条件式2が偽である限り処理1と処理2を繰り返しますが、条件式2が真になると、処理1のみ実行し、処理2は実行されません。また、
do {
処理1
} while(条件式);
という形も可能です。処理1は少なくとも1回は実行され、条件式が真である限り繰り返されます。
3．for文
カウンターを入れて繰り返し回数を数えながら繰り返し処理を行う時には、for文を使います。例えば、カウンター変数j1を3から10まで1ずつ増加させて繰り返し処理を行う場合には、以下のようにします。
int j1;
for (j1 = 3; j1 < 11; j1++) {
処理1
}
for文の次のカッコ内の最初の式j1 = 3は、j1の初期値を与えます。次のj1 < 11という式は、繰り返し条件を与えます。この式が真である限り処理1が実行されます。偽になるとforブロックの次に処理が移ります。次のj1++という式は、繰り返すごとに変数j1をどう変化させるかを指定します。j1++はインクリメント(1ずつ増加)ですが、他の変化のさせ方もOKです。
for文のループでも、while文による繰り返し処理と同様に、continue文、break文で繰り返しを制御することができます。
4．switch文
if ～ else if ～ else if ～ else if ～ else ～ と続けると、プログラムが見づらくなる、という場合に、switch文を使うことができます。switch文の基本形は、
switch (式1) {
case 値1:
処理1
break;
case 値2:
処理2
break;
case 値3:
case 値4:
処理3
break;
default:
処理4
break;
}
です。式1が値1に一致する場合は処理1が実行され、式1が値2に一致する場合は処理2が実行され、式1が値3に一致する場合と式1が値4に一致する場合は処理3が実行され、それ以外の場合には処理4が実行されます。処理1，処理2，処理3，処理4の後に、break文を置く必要があります。
5．goto文
プログラム中の任意の位置に処理を移すことができます。移動先には、ラベルを付けます。ラベルは、文字列に':'を付けます。
処理1
if (条件式) goto target;
処理2
target:
処理3
処理1を実行後、条件式が真の場合、処理2を飛ばして、処理3に進みます。
但し、以下のようにすることも可能なのですが、
処理1
aim1:
処理2
goto aim4;
aim2:
処理3
aim3:
処理4
goto aim5;
aim4:
処理5
goto aim2;
aim5:
処理6
処理1，処理2，処理5，処理3，処理4，処理6と実行されていきますが、自分ひとりでプログラミングするときはともかく、他の人にはプログラムが追いづらくなります。プログラムの前の方から後方の1か所に向かうgotoに限るようにしましょう。C言語には、Pythonのような、try～except～finallyの例外処理がないので、続行不能なエラーを検出した場合、エラー処理部分にgoto文で移行させるといった使い方が考えられます。longjmp()関数についても同様です。
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