電通大数学'07年後期[3]
関数について、以下の問いに答えよ。
(1) ,を求めよ。 (2) の極値を求めよ。 (3) 曲線とこの曲線上の点Pにおける接線とが点Pのほかに共有点をもたないとする。このようなaの値をすべて求めよ。 (一部省略)
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
解答 もとの問題の一部を削除しました。もとの問題には、計算で(3)を解決するための誘導がついているのですが、ここでは、一般的に対応できるように、計算によらない考え方を試みます。
......[答] ......[答]
(2) とすると、 (複号同順) 増減表より、において極小値:,において極大値: ......[答] (関数の増減を参照)
(3) とすると、 の増減表は以下のようになります。ここで、です。
以後、の解を, (),の解を,, ()とおきます。です。
また、,です。 ・・・@
の解は,において,において ・・・A
さて、題意より、 と、点Pにおける接線 を連立し、
(左辺をとおきます) ・・・B とすると、この方程式()は、 (これが解であることは明らかです)以外の解をもちません。
のグラフを調べてみます。 よって、はと同様に以下の増減表のように変化します。ここで、なので、は、において最小値をとり、において最大値をとります。
これより、 (i) のとき、最小値より、であり、は増加関数です。従って、,即ちBは、以外の解をもちません。 (ii) のとき、最大値より、であり、は減少関数です。従って、,即ちBは、以外の解をもちません。 (iii) のとき、の増減表より、,,より、方程式は、以外に、の範囲にもう1解dをもちます。 これより、におけるの増減表は以下のようになります。このとき、,また@より、です。
増減表より、であり、方程式は、の範囲に以外の解をもつので、不適です。 (iv) のとき、の増減表より、,,より、方程式は、以外に、の範囲にもう1解dをもちます。 これより、におけるの増減表(においてもは正になったり負になったりする可能性があります)は以下のようになります。このとき、,また@より、です。
増減表より、であり、方程式は、の範囲に以外の解をもつので、不適です。 (v) のとき、ですが、においてよりは減少関数で、ですがこの前後での符号は正から負に変わり、の増減表は以下のようになります。 ,(∵ A)と増減表より、方程式,即ちBは、以外の解をもちません。 (vi) のとき、の増減表より、,とより,従って、方程式は、以外に、の範囲にもう1解dをもちます。 これより、の増減表は以下のようになります。このとき、,また@より、です。
増減表より、であり、方程式は、の範囲に以外の解をもつので、不適です。 (vii) のとき、の増減表より、,とより,従って、方程式は、以外に、の範囲にもう1解dをもちます。 これより、の増減表は以下のようになります。このとき、,また@より、です。
増減表より、であり、方程式は、の範囲に以外の解をもつので、不適です。 (viii) のとき、ですが、においてよりは増加関数で、ですがこの前後での符号は負から正に変わり、の増減表は以下のようになります。 ,(∵ A)と増減表より、方程式,即ちBは、以外の解をもちません。 (ix) のとき、の増減表より、,より、方程式は、以外に、の範囲にもう1解dをもちます。 これより、におけるの増減表は以下のようになります。このとき、,また@より、です。
増減表より、であり、方程式は、の範囲に以外の解をもつので、不適です。 また、Aとより、において、,
における増減表は、以下のようになります。以上より、方程式,即ちBは、以外の解をもちません。 (xi) のとき、の増減表より、,よりとなるので、方程式は、以外に、の範囲にもう1解dをもちます。 これより、におけるの増減表(においてもは正になったり負になったりします)は以下のようになります。このとき、,また@より、です。
増減表より、であり、方程式は、の範囲に以外の解をもつので、不適です。 以上ですべての場合を調べましたが、求めるaの値は、,,,,,つまり、
,,1 ......[答]
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
数学TOP TOPページに戻る
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
各問題の著作権は
出題大学に属します。©2005-2024(有)りるらる 苦学楽学塾 随時入会受付中!理系大学受験ネット塾苦学楽学塾(ご案内はこちら)ご入会は、
まず、こちらまでメールを
お送りください。