香川大医数学'09[1]

次の問いに答えよ。
(1) x3次方程式 ()3つの解をαβγとするとき、解と係数の関係を書き、それを証明せよ。
(2) を実数の範囲で因数分解せよ。
(3) xyzに関する次の連立方程式を解け。
ただし、とする。


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解答 解と係数の関係をうまく利用して3次方程式を解く、という問題です。

(1) 解と係数の関係は、
......[]
x3次方程式3つの解がαβγのとき、
と因数分解できます。右辺を展開すると、
両辺各項の係数を比較して、
これより、解と係数の関係が成立します。 (証明終)

(2) が出てくるように、
を展開してみます。


......[]

(3)
@を2乗して、

Aを用いて、
 ・・・C
(2)の結果を用いて、
B,@,A,Cを代入して、

 ・・・D
@,C,Dより、
3解とする3次方程式は、(1)の結果を用いて、
 ・・・E
と書けるので、3解はらしい、ということになりますが、実際に、E左辺のt の係数について、
となるので、E左辺を因数分解すると、
より、
または または
......[]


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