センター数学IIB '10年第3問
自然数の列1,2,3,4,・・・ を、次のように群に分ける。
1 | 2,3,4,5 | 6,7,8,9,10,11,12 | ・・・
ここで、一般に第n群は個の項からなるものとする。第n群の最後の項をで表す。
() が成り立ち
() である。
よって、600は、第群の小さい方から番目の項である。 (2) に対し、第群の小さい方から番目の項をで表すと であり
が成り立つ。これより
() となる。
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解答 階差数列や数列の和をテーマとした問題です。教科書の例題に準拠した問題で、第2問と同様、受験生の基礎学力を調べるのに適切な問題だと思います。昨年の数列の問題と比べれば、センター数学の内容が大きく改善されたように感じます。
(1) 第4群には、項あるので、 (ア) 2 (イ) 2 ......[答]第n群の末尾から第群の末尾を引いたものは、第n群の項の数になります。 () (ウ) 3 (エ) 2 ......[答]階差数列の公式より、 (オ) 3 (カ) 2 (キ) 2 (ク) 1 (ケ) 2 ......[答]
600が第n群に属するのであれば、 整理すると、
・・・@ とするとなので、付近のの値を調べます。
のとき、
のとき、
よって、 より、@を満たすnは、で、600は第21群に属します。 より、第20群の末尾は590で、第21群の先頭は591です。600は、591から10番目の自然数で、第21群の10番目の項です。
(コ) 2 (サ) 1 (シ) 1 (ス) 0 ......[答]
注.上記の解答では、十分条件を求めたに過ぎませんが、空所補充式のセンター試験では、これで解答できてしまいます。@をきちんと考えるのであれば、@の右側の不等号とより、 ・・・A @の左側の不等号とより、 ・・・B AかつBより、となります。
(2) 第n群の末尾は、なので、第群の先頭は、で、第群の小さい方から番目の項は、 (セ) 3 (ソ) 2 (タ) 2 (チ) 3 (ツ) 2 (テ) 2 (ト) 3 (ナ) 1 ......[答]
(ニ) 2 (ヌ) 3 (ネ) 3 ......[答]
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