東北大文系数学'09年前期[4]
不等式が表す座標平面上の領域をDとする。実数aに対して、放物線Cをで定める。このとき、C上の点がすべてDの点となるようなaの範囲を求めよ。
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解答 ・・・@
C:
絶対値記号の内側の正負により、(i) ,(ii) の2つの場合に分けて考えます。
(i) のとき、より、@は、 において、C上の点がすべて領域Dに含まれる条件は、 これより、
・・・A ∴ (b) ,つまり、のとき、Aが成り立つ条件は、 これは、無条件に成立します。よって、 (a)または(b)より、 ・・・B (ii) のとき、より、@は、 において、C上の点がすべて領域Dに含まれる条件は、 これより、
・・・C ∴ (b) ,つまり、のとき、Cが成り立つ条件は、 これは、無条件に成立します。よって、 (a)または(b)より、 ・・・D (i)においても(ii)においても@が成立するので、BかつDより、
......[答] 注.上記において、(i)と(ii)の関係と、(a)と(b)の関係が異なることに注意してください。
(i)と(ii)では、であってもであっても、「C上の点がすべてDの点」となるので、(i)から出てくる条件Bと、(ii)から出てくる条件Dの関係は、「BかつD」です。
(a)と(b)では、軸の位置は、から左にあるか、または、右にある、という関係なので、「(a)から出てくる条件 または (b)から出てくる条件」になります。
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