山形大医数学'10年[3]
(1) を満たすxの範囲を求めよ。 (3) pをである定数とする。,のとき、との大小を調べよ。
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解答 (3)は簡単に調べる方法はなさそうです。(1)から(2)への展開を応用することにします。なお、微分法の不等式への応用(2)を参照してください。
(1) とおきます。 とおきます。 とすると、 増減表より(関数の増減を参照)、
よって、@より、 (等号はのみにおいて成立)従って、は連続であってかつにおいて増加関数で、
のとき,より、
のとき、,より、
また、
以上より、,つまり、を満たすxの範囲は、 ......[答]
(2) のとき、(1)より、 両辺をxで割って、
のとき、(1)より、
両辺をxで割って、 よって、のとき、
(3) (1),(2)同様のアプローチをして、まず、分母を払って左辺から右辺を引いた形の関数の増減を調べ、そこから不等式を導くことにします。
ここで、中カッコ内を、
とおきます。
とおくと、 に注意して増減表を作ると、増減表より、,よって、において、 (等号はでのみ成立) は連続であってかつにおいて減少関数で、です。
なので、のとき、,に注意して、
のときで、,で割って、
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