中間値の定理 関連問題
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中間値の定理:閉区間において連続な関数について、,または、を満たすpに対して、,を満たすcが存在する。
[証明]・のときは、またはとすればよいので明らか。
・のとき、として、,となるcが(,より、とかということはあり得ない)存在しない ・・・@ と仮定します。
ここで、関数として関数を考えると、において、は連続な関数であり、なので、もまた連続な関数です。
最大値・最小値の定理により、は、において、最大値、最小値をもちます。
,より、は正の値も負の値もとる関数です。従って、の最大値Mはであり、最小値mはです。
より、かつ,であって、つまり、は、となる値をとり得ません(に注意)。
は正の値も負の値もとる関数であり、,より、であって、において,においてとなるα,β,γが必ず存在します(正確には、実数の稠密性が前提になっています)。
このとき、においてより、,また、においてより、
∴
これは、が存在しないこと、さらに、,即ちがにおいて連続でないことを意味しており、がにおいて連続であることに反します。
よって、仮定@は誤りです。
従って、のとき、として、,となるcが存在します。
の場合も同様です。 (証明終)
例.方程式:がの範囲に実数解をもつことを示す。
[解答] とおくと、,
中間値の定理により、は、の範囲に実数解をもちます。
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