コーシー・シュワルツの不等式
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,がにおいて積分できるような関数であるとき、
この不等式を、コーシー・シュワルツの不等式と言う。
[証明] ,がにおいて積分できるような関数であって、この範囲でが恒等的に0にはならないとします。
tを任意の実数として、
よって、として、 (定積分と不等式を参照)
不等号の等号は、におけるすべてのxについて、であるときに成立します。
(∵ においてであって、は恒等的に0ではない),,とおくと、
この不等式が成り立つ条件は、より、tに関する2次方程式:が、相異なる2実数解をもたない(重解か2虚数解をもつ)こと(2次方程式の一般論を参照)で、2次方程式の判別式:について、
∴
∴
(証明終)
例. を示す。
[解答] コーシー・シュワルツの不等式より、
辺々加え合わせて、
ここで、部分積分をするのですが、
としてしまうと面倒なので、と見て以下のようにします。
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