センター数学IIB '12年第1問
[1] ,として、不等式 ・・・@ を満たすxの値の範囲を求めよう。
真数は正であるから、が成り立つ。ただし、対数に対し、aを底といい、bを真数という。
底aがを満たすとき、不等式@ ・・・A となる。ただし、については、当てはまるものを、次の〜のうちから一つ選べ。 したがって、真数が正であることとAから、のとき、不等式@を満たすxのとり得る値の範囲はである。
同様にして、のときには、不等式@を満たすxのとり得る値の範囲はであることがわかる。
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解答 対数の底が1より小さい場合も考えますが、この問題は落とせません。
真数は正であるから、 かつ
∴ ・・・B
(ア) 2 (イ) 8 ......[答]
のとき、@より、
(ウ) 1 (エ) 7 (オ) 6 (カ) 6 (キ) ......[答]
∴
Bと合わせて、
(ク) 6 (ケ) 8 ......[答]
のとき、
∴ ,
Bと合わせて、
(コ) 2 (サ) 6 ......[答]
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[2] として を満たすβ について考えよう。ただし、とする。
たとえば、のとき、β のとり得る値はとの二つである。
このように、αの各値に対して、β のとり得る値は二つある。そのうちの小さい方を,大きい方をとし が最大となるαの値とそのときのyの値を求めよう。
,をαを用いて表すと、のときは , となり、のときは , となる。
したがって、のとり得る値の範囲は である。よって、yが最大となるαの値はであり、そのときのyの値はであることがわかる。に当てはまるものを、次の〜のうちから一つ選べ。 1
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解答 後半部分がややこしいですが、2つの場合に分けて、ていねいに解答しましょう。なお、三角関数を参照してください。
のときより、
より、
∴
(シ) 6 (ス) 5 ......[答]
のとき、
, より、
∴ ,
(セ) 4 (ソ) 2 (タ) 3 ......[答]
のとき、
, より、
∴ ,
(チ) 4 (ツ) 2 (テ) 5 ......[答]
のとき、
より、
・・・@ のとき、
より、
・・・A 従って、のとり得る値の範囲は、@,Aより、
(ト) 3 (ナ) 8 (ニ) 1 (ヌ) 1 (ネ) 8 ......[答]
このとき、は、のとき、つまり、@の方なので、
, のとき、最大値:をとります。
(ノ) 3 (ハ) 2 (ヒ) 2 (フ) ......[答]
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