鹿児島大数学'10年[3]
座標平面において、点C
を中心とし、半径が
の円をSとする。S上に点N
をとり、
とする。このとき、次の各問いに答えよ。ただし、Oは原点を表すものとする。
(1) x軸上に点P
をとり、直線NPと円Sとの交点のうち、Nと異なるものをQとする。
とおき、
を
の形で表したとき、a,bをxで表せ。 (2) x軸上に2点
,
をとる。直線
と円Sとの交点のうち、Nと異なるものを
とし、直線
と円Sとの交点のうち、Nと異なるものを
とする。このとき、
が成り立っていれば が成立することを証明せよ。ただし、
は零ベクトルを表すものとする。
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解答 内積計算を利用する平面ベクトルの計算問題です。(1)がなくて(2)だけになっている問題でも、
を1次結合の形に表すようにしましょう。
となっています。
と表すとき、N,Q,Pは一直線上の点なので、
より、
のときAより
∴
,
......[答]これより、x軸方向の単位ベクトル
を
として、
より、
・・・B
(2) Bにおいて、
とすることにより、 Bにおいて、
とすることにより、
より、ここで、
,
の係数について、 よって、
(証明終)
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