置換積分(その2) 関連問題
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この項目は、不定積分の公式、置換積分を参照してください。
の場合では、
とおくと、うまくいくことがあります。
例1.
とおくと、
,
x:
のとき、θ :
∴ 

例2.
根号内を平方完成します。

とおくと、
,
x:
のとき、θ?:
∴ 





[別解] 置換積分の定石通りやれば上記の通りなのですが、入試会場では時間の制約もあるので、以下のような方針で答案を作成してください。
の両辺を2乗して整理すると、
となるので、被積分関数は
を中心とする円のx軸から上側の部分であって、積分は、この円の
の部分とx軸の間に挟まれた領域(右図緑色の部分)の面積に相当します。
右図で、半径2,中心角
の扇形の面積と、底辺1,高さ
の直角三角形の面積を加えることにより、

,
として、
を考えます。
とおくと、
,x:
のとき、θ :
より、

となりますが、
なので、
,
,
であれば、xとyの関係は1対1なので、
の逆関数を考えることができます。
のとき、
と書くことにすると、
と書くことができます。
従って、
,
,
として、
は正弦関数の逆関数になっていることがわかります。
つまり、正弦がtになるときの角が
です。
,つまり、

です。
では、
なので、
のとき、逆関数の微分法により、

となることに注意してください。
の場合は、
とおくと、うまくいくことがあります。
例3.

とおくと、
,
x:
のとき、θ :
より、


,
として、
を考えます。
とおくと、
,
x:
のとき、θ :
より、

となりますが、
なので、
,
であれば、xとyの関係は1対1なので、
の逆関数を考えることができます。
のとき、
と書くことにすると、
と書くことができます。
従って、
,
として、
は正接関数の逆関数になっていることがわかります。
つまり、正接がtになるときの角が
です。
,つまり、

です。
,
のとき、逆関数の微分法により、

となることに注意してください。
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