東工大数学'08年前期[4]
平面の原点Oを端点とし、x軸となす角がそれぞれ、,α (ただし)である半直線を,とする。上に点P,上に点Qを線分PQの長さが1となるようにとり、点Rを、直線PQに対し原点Oの反対側に△PQRが正三角形になるようにとる。
(1) 線分PQがx軸と直交するとき、点Rの座標を求めよ。
(2) 2点P,Qが、線分PQの長さを1に保ったまま,上を動くとき、点Rの軌跡はある楕円の一部であることを示せ。
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解答 回転移動については、1次変換を参照してください。
(1) PQとx軸との交点(PQの中点)をMとします。です。より、 このとき、Rはx軸上の点で、 ∴ Rの座標は、
また、より(内積を参照)、 ・・・@ 点Qを点Pのまわりに回転すると点Rに来ます。
を原点のまわりに回転すると、 より、
これを、始点が原点から点Pにくるように平行移動すると、終点が点Rに来ます。
として、 , @式を用いて、p,qを消去すると、
∴ より、,は、0ではない有限な値の定数なので、Rの軌跡は楕円の一部です。
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