東大文系数学'13年[1]
関数のグラフをC,原点Oを通る傾きtの直線をとし、CとがO以外に共有点をもつとする。Cとの共有点をO,P,Qとし、との積をとおく。ただし、それら共有点の1つが接点である場合は、O,P,Qのうちの2つが一致して、その接点であるとする。関数の増減を調べ、その極値を求めよ。
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解答 極値の計算など、技巧を要する面はありますが、ほとんど考えるところのない、単に面倒な計算問題です。
@,Aを連立すると、
・・・B または
以外に実数解をもつので、
・・・C の判別式:
∴ ・・・D
のときには重解となり、となります。
Dの2解をp,qとして、解と係数の関係より、,
P,Qの座標を,として、
のとき、Cはを解にもち、Bは重解をもちます。つまり、このとき、はCにで接しています。P,Qとなるので、となるわけです。
のとき、
とすると、 (複号が±どちらであってもです)
はの範囲に極値をもたず、この範囲でより、は単調増加です。
のとき、
とすると、
をで割ると、商が,余りはになるので、
ここで、 (とします)とすると、より、
(複号同順) より、,合わせて増減表は以下のようになります。
増減表より(3次関数の増減を参照)、極値は、のとき極小値,のとき極大値,のとき極小値0 ......[答]
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