センター試験数学IIB 2010年問題 


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[1][1] 連立方程式
()
を満たす正の実数xyを求めよう。ただし、とする。@の両辺で2を底とする対数をとると
が成り立つ。これとAより
である。
したがって、
2次方程式
 ・・・B
の解である。Bの解はである。ただし、は解答の順序を問わない。よって、連立方程式()の解は
またはである。
[2] の範囲で
 ・・・@
を満たすθ の値を求めよう。
一般に、すべての
xについて
である。に当てはまるものを、次ののうちから一つ選べ。
     
したがって、@が成り立つとき、となり、の範囲でのとり得る値の範囲を考えれば、またはとなる。よって、@を満たすθ またはである。
である。の値を求めよう。@より
となり、この式の左辺を2倍角の公式を用いて変形すれば
となる。ここでであるから
 ・・・A
が成り立つ。はAを満たしている。とすると、であるから
となる。ここで、より
である。
[解答へ]


[2] kを実数とし、座標平面上に点Pをとる。曲線
Cとする。
(1) Qにおける曲線Cの接線が点Pを通るとすると
が成り立つ。

とおくと、関数で極小値をとり、で極大値をとる。
したがって、点
Pを通る曲線Cの接線の本数がちょうど2本となるのは、kの値がまたはのときである。また、点Pを通る曲線Cの接線の本数はのとき本、のとき本、のとき本となる。
(2) とする。曲線
Dとする。曲線CDの交点のx座標はである。
の範囲において、
2曲線CDおよび2直線で囲まれた二つの図形の面積の和はである。
[解答へ]


[3] 自然数の列1234,・・・ を、次のように群に分ける。
1 | 2345 | 6789101112 | ・・・
ここで、一般に第n群は個の項からなるものとする。第n群の最後の項をで表す。
(1) である。
 ()
が成り立ち
 ()
である。
よって、
600は、第群の小さい方から番目の項である。
(2) に対し、第群の小さい方から番目の項をで表すと
であり
が成り立つ。これより
 ()
となる。
[解答へ]


[4] 二つずつ平行な三組の平面で囲まれた立体を平行六面体という。辺の長さがすべて1の平行六面体ABCD-EFGHがあり、である。とおく。
とする。辺
ABaの比に内分する点をX,辺BFbの比に内分する点をYとする。点Xを通り直線AHに平行な直線と辺GHとの交点をZとする。三角形XYZを含む平面をαとする。
(1) である。ベクトルは、abを用いてと表される。
である。
(2) 直線ECと平面αが垂直に交わるとし、交点をKとする。が三角形XYZ2辺と垂直であることから、が成り立つ。
以下では、とする。このときである。を実数cを用いてと表すと、である。一方、点Kは平面α上にあるから、は実数stを用いて
と表される。これらより、である。よって、点Eと平面αとの距離となる。
[解答へ]



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