センター数学IIB '12年第3問 

である等差数列とし、自然数nに対して、とおく。
であり、の公差はである。したがって

 ()
 ()
である。
次に、数列

 () ・・・@
を満たすとする。数列の一般項を求めよう。@からである。さらに、に注意して、@を利用すると
 ()
が成り立ち、この等式は

 ()
と変形できる。ここで
 () ・・・A
とおくと、は、,公比がの等比数列であるから、Aにより
 
()
である。ただし、については、当てはまるものを、次ののうちから一つ選べ。
    n   


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解答 2次試験としても珍しいタイプの2項間漸化式が出てくる問題です。A式を等比数列漸化式の後に書く誘導もわかりにくく、受験生は苦労させられたことでしょう。

等差数列の公差は、
初項は、

() − () 1 () 3 () − () 2 ......[]

() − () 2 () 5 () 3 () − () 2 () 3 ......[]
@において、として、より(数列の和と一般項を参照)
 ∴
() 1 ......[]
@において、として、
 ・・・B (Σの公式を参照)
B−@,より、

 ・・・C
() 4 () 6 () 1 ......[]
 ・・・D
とすると、
Cと比較して、
 ∴
() 2 () 1 ......[]
よって、Dより、

 ・・・E
とおくと、
よって、は、公比:4,Eより初項:等比数列です。
() 4 () 4 ......[]
Eより、
() 4 ()  () 2 () 1 ......[]


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