横国大工数学'09年後期[5]
で定義された関数
を考える。ただし、aは定数である。次の問いに答えよ。
(1) のとき、は増加関数であることを示せ。 (2) のとき、は減少関数であることを示せ。
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解答 何の変哲もない微積の計算問題に見えるのですが、(2)が意外に厄介です。
() 対数微分法により微分します。
・・・@ どうでもいいように見えますが、(2)をにらんで、微分しやすいように、分子をできるだけ簡単な形にしておくのが、この問題のポイントです。
(1) のとき、 (とおきます) ・・・A において、なのでは単調減少です。また、は連続な関数です。
のとき、 (関数の極限を参照)よって、においてです。
,のとき、 ・・・B
よって、,従って、は増加関数です。
(2) @より、 (とおきます) Aを用いて、
より、分子各項の係数は正または0なので、において分子は正です。よって、なので、において、は単調増加です。また、は連続な関数です。
のとき、より
よって、のとき、です。
Bより、,従って、は減少関数です。
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