慶大理工数学'05年[A3]
平面上に4点K,E,I,Oがある。Kは動点で、その座標が時刻t ()の関数として,で与えられている(aは正の実数)。E,I,Oは定点である。2点E,Iを通り、直線に第1象限で接する円の中心の座標は( サ , シ )である。円周角の性質から、が最大となるのはt= ス のときである。そのときの線分OKの長さを,をとするとき、= セ ,= ソ である。
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解答 (サ)(シ) 2点E,Iを通る円の中心Cは線分EIの垂直2等分線:上にあります。Cの座標はと表せます。 円と直線が接するので、円の中心Cととの距離は、半径、即ち、に等しく(円と直線の位置関係参照)、 分母を払い両辺を2乗すると、
整理して、
() ∴
2解のうち、第1象限で接するのは±が+の方で、 ・・・@ 求める円の中心の座標は、 ......[答]
(ス) 線分EKと(1)の円との交点をDとすると、Kは円周上または円の外側の点なので、 ここで、同一弧EIの上に立つ円周角は一定で、等号が成立する(が最大)のは、Kが円周上の点のときで、そうなるのは、Kが直線と円との接点になるときです。
従って、円の中心Cを通り直線と垂直な直線mと、との交点を求めればよく、
直線m: (2直線の平行・垂直を参照)と連立して、 ∴ (@を使ってcを消去)このときのtの値も、 .......[答]
(セ) このとき、Kからx軸に下ろした垂線の足をHとすると、KH:OH=a:1より、
OH:OK=1: ∴ ......[答]これより、の最大値を与える点Kは、原点を中心とする半径の円周上にあることがわかります。 ・・・A
(ソ) のとき、直線はy軸に近づきます。
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