慶大理工数学'11年[B1]
座標空間で次の8つの点
を頂点とする1辺の長さ2の立方体ABCD-EFGHを考える。いま、点Pを正方形EFGH内の点(辺上も含む、ただし)とし、点Aと点Gを通る直線をとする。
(1) 点Qを直線上の点で (t は実数)を満たすものとする。とが直交するときt をxとyで表すととなる。 (2) 点Pから直線に下ろした垂線の足は点Aと点Gの間にあることを証明せよ。
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解答 (3)では、図形的に見ていくことも可能ですが、素直に計算でやってみます。腕尽く計算だとかなり面倒になります。なお、空間ベクトルを参照してください。
より、 ∴
(マ) ......[答]
(2) Pは正方形EFGH内の点であることから、, ただし、より、
よって、,
∴ より、点Pから直線に下ろした垂線の足は点Aと点Gの間にあります。(証明終)
(3) PからAGに垂線PQを下ろすと、(1)で、,,とすることにより、 これより、
三角形APGの面積は、AGを底辺と見ると、高さPQが最大のとき最大、高さPQが最小のとき最小で、より、
,つまり、のとき、は最大値をとり、このとき、三角形APGの面積は最大値をとります。
,つまり、のとき、は最小値をとり、このとき、三角形APGの面積は最小値をとる。
最大値: (のとき),最小値: (のとき) ......[答]
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