慶大理工数学'13年[1]
座標平面上において、方程式で表される図形Cを考える。行列を用いると、この方程式は と表せる。
であるθ を用いて、と表される行列Pが、ある実数α,β ()に対し、を満たすとする。このとき、であり、,である。とおくと、図形Cの方程式は
となる。
図形C上の2点間の距離の最大値はであり、この最大値を与える図形C上の2点の座標はとである。
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
解答 2009年[B1]でも出題されたベクトルの大きさを変えない1次変換(行列内を2個のベクトルと見るとき、この2個のベクトルが直交するので「直交変換」と言います)の問題です。ベクトルの大きさを変えない1次変換は、本問の「回転変換」と、2011年[A1]でも出題された直線に関する対称移動(「鏡映変換」と言います)の2通りあることが知られています。
∴
より、
∴ ・・・D
より、
・・・E D+Eより、 ・・・F
@+Cより、 ・・・G
B−Aより、 ・・・H
だとすると、G,Hより、となってしまうので不適。
よって、,これとFより
∴ α,β は、の2解で、より、,
このとき、G,Hより、,より
(ア) (イ) 2 (ウ) 4 ......[答]
とおくと、 (逆行列を参照)で、
と、とから、
∴ (楕円を参照)
(エ) 6 (オ) 3 ......[答]
注.のとき、より、 を、に代入して、 ∴ とすることもできます。 図形C上の2点間の距離の最大値は長軸の長さで、これを与える2点は長軸の両端、
これと、より、
(カ) (キ) (ク) ......[答]
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
慶大理工数学TOP 数学TOP TOPページに戻る
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
各問題の著作権は
出題大学に属します。©2005-2024(有)りるらる 苦学楽学塾 随時入会受付中!理系大学受験ネット塾苦学楽学塾(ご案内はこちら)ご入会は、
まず、こちらまでメールを
お送りください。