慶大理工数学'20年[4]
実数全体で定義された連続な関数に対し、
とおく。
(1) のとき、である。
(2) 実数全体で定義された連続な関数に対し、は奇関数であることを示しなさい。
(4) が偶関数であり、となるとき、である。このとき、の値はである。
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解答 ゴツい積分方程式の問題ですが、流れに乗って解答すれば、大したことはありません。
(1)(ソ) のとき、
(2) が奇関数であることを示すためには、という関係式を示します。問題文の式でとして、 ここで、がという形になるように、,つまり、とおくと、,t:のときu: (置換積分を参照) よって、は奇関数です。
(3)(タ) 問題文の式を微分すれば良いのですが、
としてしまうと、
これでは、被積分関数の中のxを積分の外に追い出すことができず、微分しようがありません。
そこで、(2)で置換積分したことを受けて、ここでも置換積分を考えます。
とおくと、,t:のとき、u: ......[答]
(4)(チ) が偶関数、ということは、 ・・・@ が成り立つ、ということです。積分がのままでは被積分関数の中のxを積分の外に追い出すことができないので、(3)と同じく、置換積分します。 左辺と右辺をxで微分して、
(∵ @) のとき、,よって、
(ツ) ......[答]
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