慶大理工数学'23年[2]
kを正の実数とし、空間内に点O
,A
,B
をとる。点CはO,A,Bを含む平面上の点であり、
で、四角形OACBはOAを底辺とする台形であるとする。
(1)
である。台形OACBの面積をkを用いて表すと
となる。また、線分ACの長さを用いて表すと
となる。
(2) 台形OACBが円に内接するとき、
である。
(3)
であるとし、直線OBと直線ACの交点をDとする。△OBPと△ACPの面積が等しい、という条件を満たす空間内の点P全体は、点Dを通る2つの平面上の点全体から点Dを除いたものになる。これら2つの平面のうち、線分OAと交わらないものをαとする。点Oから平面αに下ろした垂線の長さは
である。 [広告用スペース1]
解答 基本問題ですが、上手に計算しましょう。
(1)
より、
・・・@
・・・A
・・・B@,A,Bより、
......[ア]Bから直線OAに垂線BHを下ろすと、
//
//
より、
とおくと、
より、よって、
より、台形の面積は、
......[イ]
・・・D@,A,Bを用いて、
∴
......[ウ] ・・・E
(2) 台形が円に内接するとき、対向する内角は補角をなすので、(1)の結果より、
(∵ @,B)
とEを用いて、分母を払って2乗すると、
(3)
のときEより、
,よって、
です(四角形OACBは等脚台形)。 △OBP = △ACPより、点Pは、OB,ACとの距離が等しくなり、点Pの全体は、1つは、辺OAの垂直二等分面です。これはOAと交わるので不適です。もう一つは、ODのD側への延長線とPとの距離と、PからADに下ろした垂線の長さが等しい場合で、これは点Dを通り、台形OACBを含む面に垂直な平面になり、この平面が平面αになります。この平面はACと平行なのでACと交わりません。点DからACに下ろした垂線の足をKとすると、△OBH ∽ △ODKより、OK:HK = 4:1より、BH:DK = 3:4,点Oから平面αに下ろした垂線の長さは
に等しく、Cより、
......[オ]
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