東工大数学'10年前期[1]
とする。
(1) において、は唯一の解を持つことを示せ。 (2) とする。(1)の唯一の解をαとするとき、Jをの式で表せ。 (3) (2)で定義されたJとの大小を比較せよ。
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解答 見た目はやりにくそうですが、やって行くと典型パターンが見えてきます。
とすると、 ・・・@ とおくと、
増減表より(関数の増減を参照)、において、方程式,即ち、は、(の範囲に)唯一の解をもちます。
() ・・・A を満たします。
においては、より,
においては、より, ・・・B
よって、 ここで、
より、
(:積分定数) よって、
(3) との大小を比べればよいのですが、2で割って、との大小を比べることになります。Aより,なので、なのかなのかがわかれば、Jとの大小を判断できます。 αは、方程式@の解なのですが、(1)のの増減を利用すると、において,においてなので、であればであり、であればです。
ですが、では、が困ります。Bより、の正負との正負が逆になるので、を調べてみます。 よって、,より、(1)のの増減表から
においては単調減少なので、
∴ ......[答]
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