早大理工数学'11年[2]
xy-平面上の円C:の内側を半径の円DがCに接しながらすべらずに転がる。時刻tにおいてDは点でCに接しているとする。Dの周上の点Pの軌跡について考える。ある時刻において点Pがにあり、Dの中心が第2象限にあるとする。以下の問いに答えよ。
(1) 時刻におけるDの中心の座標を求めよ。 (2) 第1象限において、点PがC上にあるときのPの座標を求めよ。
(3) 点Pの軌跡をxy-平面上に図示せよ。
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
解答 円の内側を転がるもう一つの円の周上の点の軌跡は、ふつう、ハイポサイクロイドになります。本問では、ちょっと図を描いてみれば、時刻ににあった円D上の点が、x軸上のの部分を動くことはすぐわかります。点Pが最初にどこにいたのかがわからないのですが、最初の位置と中心を結ぶ半径がx軸となす角をαとおけば、ハイポサイクロイドの類題と同じように考えて行けます。
(1) 時刻tにおける円Dの中心の位置をQ, Qを通りx軸に平行な直線と円Dとの交点のうち、x座標の大きい方をRとして,接点をTとします。 Q,T,Oは一直線上にあるので、時刻tにおけるQの座標はです。また、 ・・・@ 時刻において接点Tは点Aにあります。このとき、 ()とします。D上の点で時刻にAに位置していた点をSとすると、時刻tにおいて、円D上の円弧TSと円C上の円弧TAの長さは等しいので、とすると、, (一般角を参照)より、,
これより、時刻tにおいて、
@に代入して、 ・・・A Pは、,,これより、Pは直線上にあります。また、のときには、点Pは原点Oに来ます。Pは時刻にに来るので、 ∴ Aに代入して、 ・・・B
では、
よって、
において、Dの中心Qが第2象限にあることから、,
∴ ∴
Dの中心Qの座標は、 ......[答]
(2) 点Pは直線上の点ですが、この直線と円Cとの交点は、 ,
(3) Bより、
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
早大理工数学TOP 数学TOP TOPページに戻る
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
各問題の著作権は
出題大学に属します。©2005-2024(有)りるらる 苦学楽学塾 随時入会受付中!理系大学受験ネット塾苦学楽学塾(ご案内はこちら)ご入会は、
まず、こちらまでメールを
お送りください。