二項分布   関連問題


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3回サイコロを投げて1の目が出る回数をXとすると、反復試行の公式より、となる確率は、
となるので、以下の確率分布の表が得られます。
X0123
1

一般的に、1回の試行において、事象Aが起こる確率を ()として、(とします)n回試行を行うとき、n回中k回事象Aが起こる確率は、反復試行の公式より、
 ・・・@
これより、以下の確率分布の表()が得られます。
X012・・・n
・・・1

但し、より、 (二項定理を参照)に注意してください。
()の確率分布を二項分布と言い、と表します。
n回の試行のうちで事象Aが起こる回数をXとすると、確率変数Xは二項分布に従います。
3個のサイコロを投げて1の目が出たサイコロの個数をXとする確率分布は、二項分布になります。

二項分布に従う確率変数
Xの平均は、@を用いて定義通りに計算すると、
 ・・・A
二項定理より、x微分すると、
ここで、とすると、
(左側のイコールは、の中ののとき0なので、とで等しくなることに注意)
これをAに代入して、より、
もっとも、k回目の試行において、事象Aが起こるときに1、起こらないときに0となる確率変数をとすると、n回の試行の中で事象Aが起こる回数です。であって、「和の期待値は期待値の和」を用いると、
と簡単にを求められます。
二項分布に従う確率変数
Xの分散は、分散の公式を用いて求めようとすると、が問題です。より、
「和の期待値は期待値の和」を用いると、
 ・・・B
ここで、 ・・・C です。
また、
1回目の試行と2回目の試行について、となるのはの場合だけでその確率は,他はでその確率はなので、,他の,・・・,,・・・,も同様に、
,・・・,,・・・,は、全部で、異なる
n個から2個を選ぶ組み合わせの数個あるので、
 ・・・D
C,DをBに代入して、
だったので、これより、
となります。
これも、と同様に、
n回の試行の各回について、
となるので、
n回の試行の各回が互いに独立であることを考えると(同時分布を参照)
とすれば簡単に求められます。
標準偏差は、となります。


確率変数
Xについて、 ()となる確率がとなる確率分布を二項分布と言い、と表す。
確率変数
Xが二項分布に従うとき、として、
平均(期待値),分散:,標準偏差:




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