3次関数のグラフ   関連問題


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3次関数: () ・・・・@ のグラフを調べます。微分すると、
とすると、 ・・・A
この
2次方程式の判別式:として(2次方程式の一般論を参照)
(i) の場合は、Aは、相異なる2実数解αβ()を持ちます。
 ・・・B
増減表は、以下のようになります。
x α β 
00

グラフは右図黒線(i)のようになります。
は、のとき極大値のとき極小値をとります。
(ii) の場合は、Aは、重解αを持ちます。
これより、は単調増加で、グラフは右図赤線(ii)のようになります。において、のグラフの接線の傾きは0になり、接線はx軸に平行になります。
(iii) の場合は、Aは、実数解を持ちません。
は単調増加で、接線の傾きは常に正で、グラフは右図青線(iii)のようになります。

(i)の場合に、Bを積分すると、
 (C:積分定数)
ここで、3次方程式を考えると、
で極大になるので、当然が重解になります。もう1つの解をγとすると、3次方程式の解と係数の関係より、
 ∴
同様に、3次方程式を考えると、で極小になるので、が重解になり、もう1つの解をδとすると、 ∴
またBを微分して、
とすると、,これは、2次関数の軸の位置ですが、曲線は、変曲点を持ちます。
2次関数のグラフは軸に関して線対称ですが、このために、3次関数のグラフは変曲点に関して対称になります。つまり、のとき、
より、
 ・・・C
また、極小値と同じ関数値となる位置 (),極大値の位置,変曲点位置,極小値の位置,極大値と同じ関数値となる位置について、それぞれの差を調べると、
となり、すべて等しく、δαβγは等間隔に並んでいることがわかります。これらを図示すると、右図のようになっています。

また、Cを用いると、極大値と極小値の和を求めよ、というときには、極大値の位置と極小値の位置は、変曲点の位置に関して対称なところにあるので、極大値と極小値の和を、変曲点における関数値の
2として求めることができます。


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