阪大理系数学'23年前期[3]

Pを座標平面上の点とし、点Pの座標をとする。の範囲にある実数t のうち、曲線上の点における接線が点Pを通るという条件をみたすものの個数をとする。かつをみたすような点Pの存在範囲を座標平面上に図示せよ。


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解答 接線と領域の問題です。増減表を作ってから以降がややこしいですが、ていねいに場合分けして考えましょう。

微分すると、
曲線上の点における
接線は、
これが、点Pを通るので、
 ()とおくと、は、曲線と直線における共有点の数です(微分法の方程式への応用(2)を参照)
 (積の微分法を参照)
とすると、においてはより、



(i) のとき、増減表は、
t   π
00
π0

増減表より、となることはありません。
(ii) のとき、増減表は、
t  a  π
000

増減表と、 ()より、となるのは、のとき。
注.です。
(iii) のとき、増減表は、
t   a π
000

増減表より、の大小関係、の大小関係が問題になりますが、
よりです。
となるのはのときで、より、このときとなるのはのときです。
注.です。
のときであって、となるのはのときです。
注.です。
のときであって、となるのはのときです。
注.です。
(i)(ii)(iii)をまとめて、かつをみたすような点Pの存在範囲は、
のとき、
のとき、
のとき、
のとき、
図示すると右図黄緑色着色部(直線の太線部分を含み、他の境界線上の点、白マルを含まない)



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