東大理系数学'03年前期[3]
xyz空間において、平面上の原点を中心とする半径2の円を底面とし、点を頂点とする円錐をAとする。
次に、平面上の点を中心とする半径1の円をH,平面上の点を中心とする半径1の円をKとする。HとKを2つの底面とする円柱をBとする。円錐Aと円柱Bの共通部分をCとする。を満たす実数tに対し、平面によるCの切り口の面積をとおく。
(2) Cの体積を求めよ。
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
解答 2円の位置関係を場合わけして断面積を考えますが、結局、同じ式になります。積分計算はかなり面倒です。
なお、図形と方程式や三角関数を復習される方は、円の方程式、三角関数を参照してください。扇形の面積については、一般角を、積分に関しては、不定積分の公式を参照してください。
(1) 平面によるCの切り口をz軸と垂直にxy平面上まで平行移動させると右図斜線部のようになります(立体を真上から見た図だと思ってください)。 円錐Aをy軸負方向から眺めると、稜線は、右下図のように、直線 ・・・@ に重なって見えます。@において、のとき、 a) のとき、2円の位置関係は右図のようになります。 は、扇形ODEから三角形ODEを除いた部分(右図で黄色く塗られた部分)の面積で、 また、中心角は円周角の2倍なので、
は、円Bから”扇形PDEから三角形PDEを除いた部分”を除いた部分(右図で黄緑色に塗られた部分)の面積で、 ∴ b) のとき、2円の位置関係は右図のようになります。
はa)の場合と同じです。
は扇形PDEから三角形PDEを除いた部分の面積で、 これもa)の場合と同じです。
よって、 ......[答]
はθ の式で与えられているので、置換積分を行い、tの積分をθ の積分に直します。
を微分して、
∴
t:のとき、θ :
よって、 ∴ .......[答]
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
東大理系数学TOP 数学TOP TOPページに戻る
【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。
各問題の著作権は
出題大学に属します。©2005-2024(有)りるらる 苦学楽学塾 随時入会受付中!理系大学受験ネット塾苦学楽学塾(ご案内はこちら)ご入会は、
まず、こちらまでメールを
お送りください。