東大理系数学'12年前期[1]
次の連立不等式で定まる座標平面上の領域Dを考える。
, 直線は原点を通り、Dとの共通部分が線分となるものとする。その線分の長さLの最大値を求めよ。また、Lが最大値をとるとき、x軸とのなす角θ ()の余弦を求めよ。
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解答 x軸とのなす角θ ()を考えよ、というヒントがついているので、あとは計算あるのみです。
まず、領域D (右図黄緑色着色部)の境界線について、円C:と直線との交点を求めると、 とおくと、直線の方程式はです。
ここで、より、 ・・・@
これと円Cとの交点Pのx座標は、
∴ ,
原点Oではない交点のx座標は、
より、
注.右図からも、より、 より、
とすると、
なので、,
∴
∴
このとき、,,
なので、,より、,,を、,,を満たす角として、@よりにおける増減表は以下の通り(関数の増減を参照)。
よって、Lは、のとき、最大値: ......[答]
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