東大理系数学'18年前期[4]

とし、
とおく。次の2条件をみたす点の動きうる範囲を求め、座標平面上に図示せよ。
条件1:方程式は相異なる3実数解をもつ。
条件2:さらに、方程式の解をとするとである。


【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。

解答 標準的な問題集にも載っているような問題で、本問は落とせません。

方程式の解は、とおいて、方程式の解と一致します。

 ・・・@
微分すると、

増減表は以下のようになります。
 x   a 
00

条件1より、3次方程式が相異なる3実数解を持つのは、極大値と極小値の積が負になるとき(微分法の方程式への応用を参照)で、
つまり、 ・・・A
のときです。
方程式の解
αβγ()のうち、βは、の範囲にあるので、ということは、ということです。つまり、条件2より少なくとも、 ・・・B
また、増減表より、においては減少で、条件Bのもとに、であるためには、より、が必要十分です
(中間値の定理を参照)
よって、 ・・・C
BかつCのとき、,Aより、
以上より、
2条件をみたす点の動きうる範囲は、AかつBかつCで、,また、境界線の方程式を連立すると、より、両曲線がにおいて接することに注意して、かつ ......[]
図示すると、右図黄緑色着色部(境界線上を含まず、白マルを除く)(領域を参照)



【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。

  東大理系数学TOP  数学TOP  TOPページに戻る

【広告】ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】広告はここまでです。

各問題の著作権は
出題大学に属します。

©2005-2025
(有)りるらる
苦学楽学塾 随時入会受付中!
理系大学受験ネット塾苦学楽学塾
(ご案内はこちら)ご入会は、
まず、こちらまでメール
お送りください。