阪大理系数学'24年前期[1]
自然数nに対して、関数を
() で定める。ただし、eは自然対数の底である。
(1) 方程式は、ただ1つの実数解をもつことを示せ。 (2) (1)における実数解をとおくとき、極限値を求めよ。 (3) 極限値を求めよ。
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解答 中間値の定理を用いる方程式の解の存在の証明、はさみうちの原理を用いる極限、いずれにおいてもその典型問題です。勉強量が問われる問題です。
のとき、より、 ・・・Anが自然数より、
よってのとき、 ・・・B
これと@より、は連続な関数なので、方程式は、の範囲で実数解を持ちます。()において、, よって、はにおいて単調減少です。これと、@,B,中間値の定理より、方程式は、ただ1つの実数解をもちます。
Aより、
・・・C ∴ , ・・・D(1)より、はにおける方程式の解なので、Dより,とすると、(数列の極限を参照),はさみうちの原理より、 ......[答]
(3) Cにおいて、のとき、(2)の結果より、 よって、
は連続な関数なので、,つまり、 ......[答]
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