慶大理工数学'21年[2]
(1) 複素数αはを満たすとする。このとき、である。また、となる整数s,tの組をすべて求め、求める過程とともに解答欄(1)に記述しなさい。
(2) 多項式をで割ったときの商は,余りはである。また、をで割ったときの余りはである。
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解答 (1)後半は偏角の性質を使わないと解答できないので、ふだんから偏角の便利な性質を使いこなしていないとまごつくかも知れません。
(1) ・・・@ より、 ・・・A これを用いて、
これより、さらにAを用いて、
・・・B 以下、複号同順で、
∴ ......[キ]
・・・E , ・・・F これとDを用いると、Eの絶対値と偏角は、
D,F,Gより、nを整数として、偏角(一般角)の性質:「ある複素数zの偏角(一般角)の一つをとしても同一の角」により、 以上より、, (nは整数) ......[答]
(2) を実際にで割る(多項式の除算を参照)と、右のようになり、商は ......[ク],余りは ......[ケ]です。
後半は、を実際に展開して除算を行うわけにはいかないので、工夫が必要です。二項定理を利用します。
,とおくと、より、 よって、をで割ったときの余りは、 ......[コ]
[別解] 偏角を利用することもできます。
Cより、 これより、 ・・・H
をで割ったときの商を,余り(1次式)をとすると、 Bのの2解の複号で'+'を,'−'をとして(因数定理を参照)、 ・・・I
・・・J J−Iより、
より、
Iに代入すると、
∴ よって、をで割った余りは、 ......[答]
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