東京大学理系2022年前期数学入試問題
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[1] 次の関数を考える。
() (1) は区間において最小値を持つことを示せ。 (2) の区間における最小値を求めよ。 [解答へ]
[2] 数列を次のように定める。
(1) 正の整数nが3の倍数のとき、は5の倍数となることを示せ。 (2) k,nを正の整数とする。がの倍数となるための必要十分条件をk,nを用いて表せ。 (3) との最大公約数を求めよ。
[解答へ]
[3] Oを原点とする座標平面上で考える。座標平面上の2点S,Tに対し、点Sが点Tから十分離れているとは、
または が成り立つことと定義する。
不等式
, が表す正方形の領域をDとし、その2つの頂点A,Bを考える。さらに、次の条件(i),(ii)をともに満たす点Pをとる。
(i) 点Pは領域Dの点であり、かつ、放物線上にある。(ii) 点Pは、3点O,A,Bのいずれからも十分離れている。 点Pのx座標をaとする。
(1) aのとりうる値の範囲を求めよ。
(2) 次の条件(iii),(iv)をともに満たす点Qが存在しうる範囲の面積を求めよ。 (iii) 点Qは領域Dの点である。
(iv) 点Qは、4点O,A,B,Pのいずれからも十分離れている。
(3) aは(1)で求めた範囲を動くとする。(2)のを最小にするaの値を求めよ。 [解答へ]
[4] 座標平面上の曲線
C: (1) 座標平面上のすべての点Pが次の条件(i)を満たすことを示せ。
(i) 点Pを通る直線で、曲線Cと相異なる3点で交わるものが存在する。 (2) 次の条件(ii)を満たす点Pのとりうる範囲を座標平面上に図示せよ。
(ii) 点Pを通る直線で、曲線Cと相異なる3点で交わり、かつ、直線と曲線Cで囲まれた2つの部分の面積が等しくなるものが存在する。 [解答へ]
[5] 座標空間内の点Aと点Bを結ぶ線分をz軸のまわりに1回転させて得られる曲面をSとする。S上の点Pとxy平面上の点Qがを満たしながら動くとき、線分PQの中点が通過しうる範囲をKとする。Kの体積を求めよ。
[解答へ]
[6] Oを原点とする座標平面上で考える。0以上の整数kに対して、ベクトルを
と定める。投げたとき表と裏がどちらもの確率で出るコインをN回投げて、座標平面上に点,,,・・・,を以下の規則(i),(ii)に従って定める。
(i) はOにある。 (ii) nを1以上N以下の整数とする。が定まったとし、を次のように定める。 ・n回目のコイン投げで表が出た場合、
によりを定める。ただし、kは1回目からn回目までのコイン投げで裏が出た回数とする。 ・n回目のコイン投げで裏が出た場合、をと定める。 (1) とする。がOにある確率を求めよ。 (2) とする。がOにあり、かつ、合計200回のコイン投げで表がちょうどr回出る確率をとおく。ただしである。を求めよ。またが最大となるrの値を求めよ。 [解答へ]
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