旭川医大数学'11年[2]
平面上に正三角形でない鋭角三角形ABCが与えられている。辺BC,CA,ABの長さをそれぞれa,b,cとし、とおく。辺BC,CA,ABをそれぞれ:,:,:に内分する点をX,Y,Zとする。また、Oを原点とする。次の問いに答えよ。
問1 点Nをと定義するとき、3直線AX,BY,CZはNで交わることを示せ。 問2 Pを△ABCの内部の点、△PBC,△PCA,△PABの面積をそれぞれ,,とするとき、 と表される。このことを用いて、△ABCの外心をQとするとき、を,,,a,b,cを用いて表せ。 問3 △ABCの重心をGとする。点NがQとGを通る直線上にあるとき、△ABCは二等辺三角形であることを示せ。
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解答 問3は凄まじい計算になります。ひたすら地道にやるしかなさそうです。
問1 となるので、チェバの定理の逆より、3直線AX,BY,CZは、1点Mで交わります。メネラウスの定理より、 ∴ ZM:MC = :c よって、MはZCを:cに内分する点です。 となるので、より、 一方、
@,Aより、MとNは一致し、3直線AX,BY,CZはNで交わります。
よって、B,N,Yは一直線上の点です。
よって、C,N,Zは一直線上の点です。
以上より、3直線AX,BY,CZはNで交わります。
問2 問題文中の
・・・(*) を導いておきます。APの延長とBCとの交点をLとします。Lは、BCを:に内分する点です。よって、 Pは、ALを:に内分する点です。よって、 ,,とすると、中心角は円周角の2倍になるので、
,,
△ABCの外接円の半径をRとすると、△QBC,△QCA,△QABの面積,,は、 同様に、
以上より、(*)を用いて、
......[答]
問3 問2より、
(∵ ) Aを用いて、
点NがQとGを通る直線上にあるとき、kを実数として、より、 , 両式よりkを消去して、
,より、 展開して整理すると、
Bを用いて、
分母を払って、
第1項のカッコ内は、
第2項の中カッコ内は、
よって、
カッコ内を整理して、
中カッコ内をで割ると、割り切れて、商は、 (因数定理を参照) これをさらにで割ると、割り切れて、商は、,結局、 より、 または または よって、△ABCは二等辺三角形です。
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